作成できる鍵とできない鍵とは
鍵を失くしてしまった場合対処などに関して、ここまでいろいろな基礎知識、予備知識を交えてお話してきましたが、一つ重要な事をここで記しておかねばなりません。それは、鍵作成はどのような種類の鍵でもできるというわけではなく、何の箇所に使われているか、また、その形状によって作成が可能かどうかが変わってくるという事です。
まずは作成出来る鍵についてですが、住宅の玄関ドアや室内扉、ビルの出入口といった箇所の側面に鍵山があるタイプの刻みキー、自動車(トラックやマイクロバスなども含む)やバイクのキー(いつ製造されたかやその種類による)、金庫系(大型金庫・耐火金庫・業務用金庫・家庭用金庫・手提げ金庫・キャッシュボックスなど)、デスクキャビネットや机の引き出し、さらにカギ付ロッカーと、鍵の形状が刻みのタイプなら非常に幅広い鍵の作成が可能です。
鍵の表面に沢山の小さな穴が開いている防犯性の高いディンプルキーは作製が困難です。まあセキュリティ性の高さを売りとしているカギなので、作成が難しいのは当たり前と言えば当たり前なのですが・・・。また、意外とスーツケースやキャリーバッグ、トランクケースといったものも、ユニットがほぼ販売されておらず、材料となるブランクキーもほとんどないので合い鍵作りは困難です。ですので、これらの鍵紛失には十分に注意してください。